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少しだけエンジンをかけた翌日にかからない?「かぶり」とは
「昨日まで普通に乗れていたのに、今朝になったらエンジンがかからない」
朝、仕事へ行こうとしたときに突然エンジンがかからなくなれば、
「バッテリーが上がったのかな?」
「どこか故障したのかな?」
と心配になると思います。
エンジンがかからない原因はいろいろありますが、真野自動車整備で実際に経験しているものの一つに、一般に**「かぶり」**と呼ばれる状態があります。
こうしたときに確認していることの一つが、前日に車をどのように使ったかです。
お客様にお話を聞いていくと、
「そういわれれば、昨日、車庫に入れるために1分くらい動かしました」
ということがあります。
短時間だけエンジンをかけて、すぐに止めた。
そんな何気ない使い方が、翌朝エンジンがかかりにくくなったときの手がかりになることがあります。
ただし、短時間だけエンジンをかけたからといって、毎回この症状が起こるわけではありません。
今回は、真野自動車整備で実際に経験している「かぶり」について、車に詳しくない方にも分かるようにご紹介します。
お客様自身は、前日のことを気にしていない場合があります
エンジンがかからないという電話をいただいたとき、お客様からは、
「セルは回るけど、エンジンがかからない」
「昨日まで普通だった」
「バッテリーではなさそう」
といったお話を聞くことがあります。
この時点では、お客様自身も、前日に少しだけ車を動かしたことと、翌朝エンジンがかからないことを結びつけていない場合があります。
そこで、
「昨日、少しだけ車を動かしませんでしたか?」
「車庫へ入れるためだけに、エンジンをかけませんでしたか?」
など、前日の状況を一つずつ確認していきます。
すると、
「そういわれれば……」
と思い出されることがあります。
車の故障について詳しく説明できなくても大丈夫です。
こうした始動不良では、故障した部品をお客様自身に判断してもらうことより、直前にどのように車を使ったのかを一緒に整理することが、原因を考える手がかりになる場合があります。
「かぶり」とは?
ガソリンエンジンでは、燃料と空気を混ぜたものにスパークプラグで火花を飛ばして燃焼させています。
「かぶり」と呼ばれる状態では、スパークプラグが燃料で濡れるなどして、うまく火花を飛ばせず、エンジンが始動しにくくなることがあります。
特に、エンジンがまだ冷えている状態で始動し、車を少しだけ動かしてすぐに停止した場合などに起こることがあります。
ただし、
エンジンがかからない=かぶり
ということではありません。
バッテリーやスターター、キーまわり、燃料を送る部分など、エンジンがかからなくなる原因はほかにもあります。
そのため、前日に少しだけ車を動かしたという理由だけで「かぶり」と決めるのではなく、始動するときの状態なども確認していきます。
今まさにエンジンがかからず困っている場合は、ご自身で原因を決めつけず、まず現在の車の状態を確認してください。
電話で前日の使い方を確認すると、手がかりが見つかることがあります
真野自動車整備では、エンジンがかからないというご相談をいただいたとき、
「昨日まで普通に乗れていたか」
「前日に短時間だけエンジンをかけなかったか」
「エンジンをかけようとしたとき、どのような状態なのか」
などを確認することがあります。
こうした情報から、原因を考えるための手がかりが見つかることがあります。
状況によっては、お話を聞いたうえで対処方法をご案内できる場合もあります。
ただし、電話だけで原因を診断できるわけではなく、電話でご案内すれば必ずエンジンを始動できるということでもありません。
状態によっては、ロードサービスの利用や、実際に車を確認することが必要になります。
始動したあとの状態も確認します
かぶったような状態からエンジンが始動した場合、真野自動車整備では、その後のエンジンの状態なども確認します。
実際の対応では、排気が白っぽく見えたり、いつもよりガソリンのようなにおいを感じたりすることもあります。
ただし、白っぽい排気やガソリンのようなにおいだけで「かぶり」と判断するものではありません。
前日の使い方や始動するときの状態など、いくつかの情報を合わせながら確認していきます。
冷えた早朝に経験することがあります
真野自動車整備では、霜が降りるような冷えた早朝に、このような始動不良を経験することがあります。
通勤のために車を使おうとして、
「昨日まで普通だったのに、今日はかからない」
となるケースです。
ただし、冷えた朝だけに起こるという意味ではありません。
天候や気温だけで原因を決めるのではなく、前日の車の使い方や始動するときの状態なども含めて確認することが大切です。
工場では車の状態を確認してから作業します
電話での確認だけでは解決せず、実際の車を確認する場合もあります。
その場合には、車の状態を確認したうえで、必要に応じてスパークプラグの状態を確認・清掃するなどの作業を行うことがあります。
こうした作業は、実際の車の状態を確認して整備側が判断するものです。
そのためこの記事では、ご自身でプラグを外したり、長時間セルモーターを回したりする方法はご案内していません。
エンジンがかからない原因は、かぶりだけではなく、車種によって始動方法も異なるためです。
少しだけエンジンをかけて、すぐ止める使い方はなるべく避ける
例えば、
「車庫に入れるためだけに少し動かす」
「車の位置を少し変えるためだけにエンジンをかける」
といった使い方をすることがあると思います。
こうした使い方をしたからといって、毎回翌朝エンジンがかからなくなるわけではありません。
ただ、エンジンが冷えている状態で始動し、すぐに停止することが、かぶりにつながる場合があります。
そのため、短時間だけエンジンをかけて、すぐに止める使い方は、できる範囲で避けておくというのも予防の一つです。
「何分エンジンをかけておけば大丈夫」というものではありません。
車種や状態によっても異なるため、この記事では一律の時間はご案内していません。
エンジンがかかったあとも、普段と違う場合は確認してください
かぶったような状態からエンジンが始動し、その後いつもどおり使えることもあります。
ただし、
警告灯が点灯している。
普段と違う状態が続いている。
同じような始動不良を繰り返す。
といった場合には、「一度エンジンがかかったから大丈夫」と決めず、別の原因も含めて確認した方がよい場合があります。
「昨日まで普通だった」も大切な情報です
朝になって突然エンジンがかからないと、故障したのではないかと不安になると思います。
そんなときに、車に詳しくない方が自分で原因を判断する必要はありません。
「昨日まで普通だった」
「セルは回っている」
「前日に車庫へ入れるため、少しだけ動かしたかもしれない」
こうした情報も、原因を確認するときの大切な手がかりになります。
特に、前日のちょっとした車の移動は、お客様自身が始動不良と結びつけていないことがあります。
だからこそ真野自動車整備では、症状だけではなく、その前に車をどのように使っていたのかも聞きながら状況を整理しています。
短時間だけエンジンをかけたからといって、必ず「かぶり」が起きるわけではありません。
それでも、できるだけリスクを減らすために、
少しだけエンジンをかけて、すぐ止める使い方はなるべく避ける。
知っておいていただきたいポイントの一つです。
エンジンがかからずお困りの場合
この記事は、真野自動車整備をご利用いただいているお客様へのご案内や、実際の整備経験をもとに作成しています。
エンジンがかからない原因は車の状態によって異なるため、お電話だけで原因を判断したり、ご相談いただければ必ずエンジンを始動できたりするわけではありません。
エンジンがかからず車を動かせない場合は、加入している自動車保険にロードサービスが付いている場合がありますので、まず保険会社や契約しているロードサービスをご確認ください。
必要に応じて、普段ご利用になっている整備工場へご相談ください。

