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車の下に水やオイルのような液体がある?「にじみ」と「漏れ」を整備士はどう確認している?

車を停めていた場所を見たとき、

「車の下に水がある」

「駐車場にシミができている」

「オイルが漏れているような気がする」

そんなことに気づくと、故障ではないかと心配になると思います。

真野自動車整備にも、車の下に液体があることに気づいたお客様から相談をいただくことがあります。

ただ、車の下に液体があるからといって、すべてが故障とは限りません。

エアコンを使ったときに出る水のように、正常な場合もあります。

一方で、エンジンオイルや冷却水、トランスミッションなどに使われているオイル、ブレーキフルードなどが漏れている場合もあります。

大切なのは、お客様自身が液体の種類や故障箇所を判断することではありません。

  • どのあたりにあったのか。
  • どんな色に見えたのか。
  • どのくらいの量だったのか。
  • いつ頃から気づいたのか。
  • 警告灯は点いていないか。

安全な場所から見える範囲で分かることを、そのまま整備士へ伝えてください。

この記事も、色や位置、量だけで液体の種類や走行できるかどうかを判断してもらうためのものではありません。

「車の下に水がある」と相談をいただくことがあります

「車の下に水があるんです」

と相談をいただいたとき、真野自動車整備では、

「エンジンの下あたりですか?」

「左側、右側、どのあたりですか?」

など、まず場所を確認することがあります。

そのほかにも、

「いつ頃から気づきましたか?」

「警告灯は点いていませんか?」

「どのくらいの量ですか?」

といったことをお聞きします。

これは、電話だけで液体の種類や原因を決めるためではありません。

実際の車を確認するときの手がかりにするためです。

エアコンを使ったときに出る水は、正常な排水の場合があります

車の下に水があると、

「何か漏れているのでは?」

と不安になるかもしれません。

よくあるのが、エアコンを使用したときに出る水です。

エアコンを使うと、車内を冷やす過程で発生した水が車外へ排出されます。

そのため、車を停めたあとに水が落ちていたり、地面が濡れていたりすることがあります。

これは正常な排水の場合があります。

実際に真野自動車整備でも、

「車の下に水がある」

と心配されたものの、確認するとエアコンから排出された水だった、ということがあります。

ただし、

「水のように見えるから、エアコンの水だろう」

と決めつける必要はありません。

分からないときは、そのまま相談してください。

色が付いている液体もあります

車に使われている液体の中には、色が付いているものもあります。

例えば、エンジンを冷やすために使われる冷却水には、色が付いているものがあります。

お客様から、

「変な色の液体が出ている」

と相談をいただくこともあります。

ただし、色だけで何の液体なのかを判断する必要はありません。

整備士へ相談するときに、

「透明に見えた」

「色が付いているように見えた」

など、安全な場所から見えたことをそのまま伝えていただければ、それも確認するときの手がかりになります。

液体を確認するために、触ったり、直接においを嗅いだり、車の下へ潜ったりする必要はありません。

整備士は「にじみ」と「漏れ」を使い分けています

整備の現場では、油脂類などの状態を確認するときに、**「にじみ」と「漏れ」**という言葉を使い分けています。

これは単なる言い方の違いではなく、整備士が状態を確認し、判断するときに使っている言葉です。

エンジンオイルなどを点検したときも、実際の状態を見て「にじみ」なのか「漏れ」なのかを判断します。

お客様が、

「これは少ししか付いていないから、にじみだろう」

と判断する必要はありません。

また、

「にじみだから大丈夫」

という意味でもありません。

にじみなのか、漏れなのか。

その状態をどのように考えるのか。

整備士が実際の車を確認して判断します。

漏れているように見える場所が、原因の場所とは限りません

液漏れの点検では、見えている場所だけを確認して終わるとは限りません。

例えば、車の下側にオイルが付いていたとしても、そこから漏れ始めているとは限らないからです。

上の方から漏れたオイルが、部品を伝って下まで来ていることもあります。

そのため真野自動車整備では、どこから漏れているのか分かりにくい場合、必要に応じて付着しているオイルや汚れを一度清掃し、その後の状態を確認することがあります。

見えている場所だけで原因を決めず、どこから漏れているのかを確認していく。

そのために、清掃などの作業が必要になる場合もあります。

液漏れの整備では、部品を交換することだけではなく、原因となっている場所を確認するための作業も大切です。

エンジンオイル以外のオイルが漏れることもあります

車には、エンジンオイル以外にも油脂類が使われています。

真野自動車整備では、トランスミッションなどに使われているオイルが漏れている車を確認することもあります。

実際の整備では、ドライブシャフトとトランスミッションなどがつながる部分にあるオイルシールから漏れているケースもあります。

ただし、お客様がこうした部品の名前を覚える必要はありません。

「車の下にオイルのようなものがある」

「駐車していた場所にシミがある」

という情報も、点検を始める手がかりになります。

腐食したブレーキ配管からブレーキフルードが漏れていたこともあります

液漏れの中には、安全に関わるものもあります。

真野自動車整備では、年数が経った車で、後輪の車軸付近にあるブレーキ配管が腐食し、ブレーキフルードが漏れていたケースを経験しています。

ブレーキを踏むとブレーキフルードに圧力がかかるため、そのときに漏れが確認されることもあります。

ただし、

年数が経った車だから必ず起こる、ということではありません。

また、車の下にある液体を見ただけで、お客様自身がブレーキフルードかどうか判断する必要もありません。

ブレーキの効きに違和感がある場合や、パーキングブレーキを解除しても赤いブレーキ警告灯が消えない場合は、そのまま走行せず、安全を確保したうえでロードサービスなどへ相談してください。

腐食した配管から漏れることもあります

真野自動車整備では、腐食した配管から液体が漏れていた車を確認することがあります。

ただし、

「佐渡で乗っている車だから必ず腐食する」

という意味ではありません。

車の年数や状態、使われている部品などによっても違います。

大切なのは、

「この車種だから」

「この年数だから」

と決めつけることではなく、実際の車の状態を確認することです。

液体を自分で特定する必要はありません

インターネットで調べると、

「この色ならこの液体」

「この場所ならこのオイル」

といった情報が見つかることがあります。

しかし、実際の車では、見えている場所と漏れている場所が違うこともあります。

また、見えている液体の量が少ないからといって、それだけで、

「このくらいなら大丈夫」

と判断することもできません。

お客様自身が、

液体に触って確認する。

直接においを嗅いで確認する。

車の下へ潜って確認する。

といったことをする必要はありません。

安全な場所から見える範囲で、

  • どのあたりか
  • どんな色に見えるか
  • どのくらいの量か
  • いつ頃から気づいたか
  • 警告灯は点いているか

を確認できれば、それが整備士にとって手がかりになります。

警告灯が点いている場合は、その種類や色も伝えてください

車の下に液体があり、同時に警告灯も点いている場合には、そのことも相談するときに伝えてください。

警告灯にはさまざまな種類があり、点灯している警告灯によって対応は異なります。

そのため、

「液体が漏れているけれど、まだ走れるから大丈夫」

と自己判断しないことが大切です。

反対に、

「警告灯が点いていないから、走っても大丈夫」

という意味でもありません。

液体の種類や漏れている場所、車の状態によって判断は変わります。

何の警告灯か分からない場合でも、マークの形や色など、分かる範囲を伝えてください。

警告灯については、別の記事「車の警告灯が点いたらどうする?まず確認したいこと」でも詳しくご紹介しています。

「車の警告灯が点いたらどうする?まず確認したいこと」

冷却水の漏れと水温警告灯が同時に見られる場合

車の下に液体があり、冷却水の漏れが疑われる場合には、水温警告灯にも注意が必要です。

赤い水温警告灯が点灯・点滅している場合は、そのまま走行を続けず、安全を確保したうえでロードサービスなどへ相談してください。

「警告灯が途中で消えたから大丈夫」とは限りません。

水温警告灯やオーバーヒートについては、別の記事で詳しくご紹介しています。

「車の水温警告灯が点いたら?オーバーヒートで気をつけたいこと」

車を動かしてよいか分からないときは、無理に判断しないでください

液体が漏れていることに気づいたとき、

「このまま整備工場まで走っていいのかな」

と迷うこともあると思います。

液体の種類や漏れている場所、警告灯の有無、車の状態などによって、走行できるかどうかの判断は変わります。

そのため、色や量だけを見て、

「少しだから大丈夫」

と判断する必要はありません。

自走してよいか分からない場合や、車を動かせない場合には、無理に走ろうとせず、まず加入している自動車保険の内容を確認し、ロードサービスを利用できるか確認する方法があります。

ロードサービスの有無や内容は、加入している保険や契約によって異なります。

ロードサービスについては、今後の記事で詳しくご紹介します。

【将来内部リンク:T-01「ロードサービスとは?」再構成記事】

アンカーテキスト案:ロードサービスとは?利用するときの基本はこちら

【将来内部リンク:T-03「保険内容、すぐ確認できますか?」再構成記事】

アンカーテキスト案:自分の自動車保険の内容を確認するときのポイント

【将来内部リンク:「故障・事故のとき」ハブ】

アンカーテキスト案:事故や故障で車を動かせないときに確認したいこと

経年劣化そのものを、すべて防ぐことはできません

配管やオイルシールなどは、長く使用する中で劣化していくことがあります。

経年劣化そのものを、すべて防ぐことはできません。

だから、

「これをしておけば液漏れは起きない」

とは言えません。

一方で、定期点検には、普段は見えにくい部分の「にじみ」や「漏れ」、配管などの状態を確認する役割もあります。

お客様自身では気づいていなかった「にじみ」や「漏れ」が、点検で確認されることもあります。

ただし、

定期点検を受けていれば、その後の「にじみ」や「漏れ」が起きないという意味ではありません。

部品の状態は、その後も変化していきます。

「車検を受けているから、それ以外の点検はいらないのでは?」

「定期点検では、実際に何を確認しているの?」

という疑問については、今後の記事で詳しくご紹介します。

【将来内部リンク:新規資産記事「定期点検とは?車検とは何が違う?」】

アンカーテキスト案:定期点検では何を確認する?車検との違いはこちら

車の下に液体を見つけたら、分かる範囲をそのまま伝えてください

車の下に液体があるからといって、すべてが故障とは限りません。

エアコンを使ったときに排出される水のように、正常な場合もあります。

一方で、エンジンオイルや冷却水、トランスミッションなどに使われているオイル、ブレーキフルードなどが漏れている場合もあります。

こうした液体の名前を、お客様が覚える必要はありません。

また、漏れているように見える場所が、本当に漏れ始めている場所とは限りません。

整備士が「にじみ」なのか「漏れ」なのかを確認し、必要に応じて清掃などをしながら原因となっている場所を確認していきます。

車の下に液体を見つけたら、安全な場所から見える範囲で、

  • 「どのあたりにあったか」
  • 「どんな色に見えたか」
  • 「どのくらいの量だったか」
  • 「いつ頃から気づいたか」
  • 「警告灯は点いているか」

分かることを、そのまま伝えてください。

原因を自分で決めることよりも、気づいた変化をそのまま伝えることが、点検の大切な手がかりになります。

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