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ブレーキローターは交換?研磨?整備士が確認しているポイント
「ブレーキローターがサビています」
「ローターも交換した方がいいですね」
車検や点検のときに、このような説明を受けることがあります。
ブレーキパッドは聞いたことがあっても、「ブレーキローターって何?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
また、サビていると言われると、
「すぐ交換しないと危ないの?」
「まだ使えるの?」
「交換ではなく、研磨して使うこともできるの?」
と迷うこともあると思います。
ブレーキローターは、サビがあるだけで交換が決まるわけではありません。
ただし、サビの状態によっては整備や交換が必要になるため、実際の状態を確認して判断します。
反対に、厚みが残っているから必ず使い続けられる、というわけでもありません。
そのまま使用できるのか、研磨して使用できるのか、新品へ交換した方がよいのか。
今回は、ブレーキローターを整備するときに、整備士がどのようなところを確認しているのかをご紹介します。
ブレーキローターとは?
ブレーキローターは、タイヤと一緒に回転している円盤状の部品です。
車がブレーキをかけると、ブレーキパッドがローターを両側から挟み、摩擦によって車を減速させます。
つまり、
ブレーキパッドとブレーキローターは、セットで働いている部品です。
そのため、ブレーキを点検するときは、パッドだけ、ローターだけを見るのではなく、それぞれの状態を確認していきます。
ブレーキローターがサビていたら交換?
ブレーキローターにはサビが発生することがあります。
たとえば、車をしばらく動かしていなかったときなど、ローターの表面に薄いサビが見えることがあります。
ただし、
サビがあるだけで新品交換が決まるわけではありませんが、サビの状態によっては整備や交換が必要になるため、実際の状態を確認して判断します。
たとえば、ブレーキパッドが当たる部分までサビが広がっていたり、表面の状態が悪くなっていたりすると、パッドとの当たり方に影響することがあります。
そのため、見た目だけで「交換」「まだ使える」と判断するのではなく、実際の状態を確認することが大切です。
外から見ただけでは判断しにくいこともあるため、気になる場合は点検で状態を確認します。
整備士はローターのどこを確認している?
ブレーキローターを確認するときは、一つの項目だけを見ているわけではありません。
たとえば、
- ローターの厚さ
- 表面の状態
- サビの広がり方
- 摩耗の状態
- ブレーキパッドとの当たり方
などを確認します。
ブレーキローターは、使用することで少しずつ摩耗します。
そのため、点検ではローターの状態とともに、車両・部品ごとに定められた厚さの限度も確認します。
研磨する場合も、削ったあとの厚さだけでなく、ローター全体の状態を確認する必要があります。
ですから、
「厚みがあるから大丈夫」
「サビているから交換」
と、一つの条件だけで決めるものではありません。
状態によっては「研磨」という方法もあります
ローターの状態や厚さなどを確認した結果、研磨後も使用できる状態を保てると判断できる場合には、表面を研磨して整える方法があります。
これが「ローター研磨」です。
ローター研磨は、ブレーキパッドが当たるローターの表面を削って整える作業です。
見た目をきれいにするために行うものではありません。
また、すべてのローターを研磨できるわけでもありません。
摩耗やサビの状態、研磨後の厚さなどを確認し、研磨という方法が適切かどうかを判断します。
研磨では対応できない状態であれば、新品への交換を考えます。
新品交換と研磨は、どちらがいい?
「交換と研磨なら、どちらがいいですか?」
と聞かれることがあります。
これは、どちらか一方がいつでも正解というものではありません。
まず大切なのは、そのローターの状態を確認することです。
そのうえで、
- 現在のローターの状態
- 研磨後の状態や厚さ
- 新品部品との比較
- 必要な作業内容
などを確認して、整備方法を考えます。
費用だけを理由に研磨を選ぶのではありません。
反対に、見た目にサビがあるという理由だけで新品交換を決めるものでもありません。
その車の状態を確認したうえで、必要な整備方法を考えます。
佐渡では「部品を待つ」以外の方法を考えられる場合もあります
佐渡では、必要な部品が島内ですぐに用意できず、取り寄せに時間がかかることがあります。
真野自動車整備では、整備方法の選択肢の一つとして、ブレーキローターを研磨するための機械を備えています。
ローターの状態を確認し、研磨という方法が適切だと判断できる場合には、結果として部品の入荷を待たずに整備を進められることがあります。
ただし、
部品を待たなくてよいから研磨する、という考え方ではありません。
まず、ローターの状態を確認することが前提です。
研磨では対応できない状態であれば、新品への交換を考えます。
研磨を行った場合も、ローターを取り付けたあとにブレーキの状態を確認します。
ブレーキパッドも一緒に確認します
ブレーキローターとブレーキパッドは、一緒に働いている部品です。
そのため、ローターだけを見るのではなく、ブレーキパッドの状態も合わせて確認します。
ブレーキパッドの残量や交換時期をどのように考えているのかは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
【内部リンク:ブレーキパッドはいつ交換する?整備士が確認しているポイント】
「交換か研磨か」は、状態を見て考えます
ブレーキローターにサビや摩耗があると、
「交換した方がいいのかな」
「まだ使えるのかな」
と迷うことがあると思います。
ただ、ローターの整備方法は、見た目や一つの数字だけで決めるものではありません。
そのまま使用できる場合もあれば、研磨して使用できる場合、新品へ交換した方がよい場合もあります。
ブレーキローターも、
「サビているから交換」
「まだ厚みがあるから大丈夫」
と、一つの条件だけで決めるものではありません。
今の状態を確認し、ブレーキパッドの状態なども見ながら、必要な整備を考えていきます。
真野自動車整備では、「交換する・しない」を最初から決めるのではなく、まず現在の状態を確認することを大切にしています。
なお、ブレーキから普段と違う音や振動が出ている場合や、効き方に明らかな異常を感じる場合は、ローターが原因だと自己判断せず、無理に走行を続けないでください。

