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車の異音が出たり消えたりするのはなぜ?点検時に音がしない場合に知っておきたいこと
車からいつもと違う音が聞こえたのに、しばらくすると聞こえなくなった。
そんな経験はありませんか。
「さっきまで音がしていたのに、今は静かになった」
「整備工場に相談したいけれど、音がしなくなってしまった」
「点検してもらうときに音が出なかったら、どうなるんだろう」
車の異音は、いつも同じように出るとは限りません。
ただし、音が消えたからといって、故障が直ったと判断できるわけではありません。
今回は、異音が出たり消えたりする理由や、点検時に音がしなかった場合の考え方について、車に詳しくない方にも分かりやすくご紹介します。
先に確認していただきたいこと
車から普段と違う音がしたときは、音の種類や大きさだけで、安全に走行できるかどうかを判断することはできません。
ブレーキの効き方がおかしい、ハンドル操作に異常がある、強い振動がある、煙が出ているなどの場合は、無理に運転を続けないでください。
こうした症状がなくても、異音の原因によっては走行を続けることが危険な場合があります。
運転中であれば、周囲の安全に注意して、安全な場所に停車してください。
安全に走行できるか分からない場合は、無理に運転を再開せず、まずロードサービスに相談しましょう。
その後、整備工場に車の症状や現在の場所を伝え、受け入れが可能か確認してください。
搬送が必要な場合は、整備工場の受け入れを確認したうえで、ロードサービスと搬送先を調整しましょう。
なお、煙や事故などの緊急時は、まず安全な場所に避難し、状況に応じて119番・110番などへの通報を優先してください。
1. 車の異音が出たり消えたりするのはなぜ?
車から聞こえる音には、さまざまなものがあります。
例えば、
- エンジンをかけたときに聞こえる音
- 走り始めたときに聞こえる音
- 段差を通ったときに聞こえる音
- ブレーキを踏んだときに聞こえる音
こうした音の中には、特定の条件でだけ発生するものもあります。
車が冷えているときと温まっているときでは、部品の状態が変わることがあります。
また、走る速さや路面の状態、車にかかる力によって、音が聞こえたり聞こえなかったりすることもあります。
ただし、これらは原因を調べるための手がかりです。
「段差を通ったときに音がしたから、この部品が悪い」というように、音が出た条件だけで原因を決めることはできません。
音が聞こえた場所と、実際に不具合がある場所が一致するとも限りません。
音が出たときの状況は大切ですが、それだけで故障の原因を判断できるわけではありません。
2. 音が消えたら、故障が直ったということですか?
音が聞こえなくなったからといって、故障が直ったとは限りません。
一時的に音が出なくなっているだけの場合もあります。
一方で、車から聞こえる音が、すべて故障によるものとも限りません。
その音が正常な作動によるものか、不具合によるものかは、実際に車を確認しなければ判断できない場合があります。
そのため、
「音がしなくなったから、もう大丈夫」
「今日は静かだから、点検しなくてもよい」
と決めつけないことが大切です。
音がしたときの状況や、ほかに気になる症状がなかったかを、分かる範囲で思い出してみましょう。
音をもう一度聞くために、わざわざ車を走らせる必要はありません。
3. 整備工場で音が出なかった場合はどうなりますか?
「家では音がしていたのに、整備工場では聞こえなかった」
このようなこともあります。
異音が特定の条件でしか発生しない場合、点検時に同じ条件がそろわないことがあります。
整備の現場では、同じ症状を確認できないことを「症状が再現しない」と表現することがあります。
これは、お客様が気になった音を、点検のときには確認できなかったという意味です。
音が出なかったことと、異常がないことは別です
点検時に音がしなかったとしても、それだけで異常がないと判断できるわけではありません。
一方で、音が確認できなければ、原因を特定できない場合もあります。
ただし、音が出なかった場合でも、別の方法で車の状態を確認できることがあります。
どのような点検ができるかは、車の状態や依頼された作業の範囲によって異なります。
そのため、点検後には次のことを分けて確認することが大切です。
- 実際にどのような点検を行ったのか
- 何が確認できたのか
- 何がまだ分からないのか
例えば、次のような説明です。
「今回は、お聞きした音を確認できませんでした。点検した範囲では、〇〇の状態を確認しました。ただし、音の原因までは特定できていません。」
これは説明の一例です。実際に確認していない箇所を、確認済みとして伝えるものではありません。
原因が分からなかったら、次はどうすればよいですか?
点検しても原因が分からない場合は、次にどのような対応が考えられるかを相談しましょう。
例えば、追加の点検が必要なのか、別の確認方法があるのか、車の使用について注意すべきことや判断できないことがあるのか、といった内容です。
原因が分からない場合は、安全に走行できるかどうかも判断できないことがあります。
「音が確認できなかった」「原因が分からなかった」「安全に走行できる」は、それぞれ別のことです。
4. 異音を相談するときに伝えておきたいこと
音をうまく説明できなくても大丈夫です。
次のようなことが分かると、整備工場が状況を把握するための手がかりになります。
① いつ音がしたか
「今朝、エンジンをかけたとき」
「昨日、買い物に行く途中」
「数日前から、ときどき」
② どんなときに音がしたか
「ブレーキを踏んだとき」
「曲がるとき」
「段差を通ったとき」
「走り始めたとき」
③ どのような音だったか
「キュルキュル」
「ゴトゴト」
「カタカタ」
感じたままの言葉で構いません。
④ ほかに気になる症状はあったか
振動やハンドルの違和感、警告灯など、音以外に気になったことがあれば伝えましょう。
⑤ 今は音がしているか
「今も聞こえる」
「今日は聞こえない」
「たまに聞こえる」
すべてを覚えている必要はありません。
分かることだけを、そのまま伝えてください。
例えば、電話では次のように伝えることができます。
「昨日、走っているときにゴトゴトという音がしました。今日は音がしないのですが、気になっているので相談したいです。」
ただし、電話やLINEだけで、安全に運転できるかどうかを判断できるわけではありません。
安全に走行できるか分からない場合は、まずロードサービスに相談し、その後、整備工場へ連絡しましょう。
「車の修理をお願いする前に、何を伝えればいい?整備工場への相談で知っておきたいこと」
5. 写真や動画は役に立ちますか?
異音を記録した動画や音声が、相談の手がかりになる場合もあります。
ただし、動画や音声だけで、故障の原因や安全性を判断できるとは限りません。
音を記録するために無理に運転したり、危険な場所で撮影したりする必要はありません。
運転中にスマートフォンを操作しないでください。
写真や動画を送る場合は、周囲の人や私物など、必要のない情報が写り込んでいないか、送信先に間違いがないかを確認しましょう。
真野自動車整備では、点検や修理で確認した車の状態を、写真を使って説明することがあります。
LINEを利用できないお客様には、ご来店時に撮影済みの写真を見ていただいています。
写真は、実際に確認した状態を分かりやすくお伝えするための補助です。
写真を送ったことやLINEで既読になったことだけで、追加の点検や修理を了承していただいたとは判断しません。
6. どんな異音なら、運転を控えた方がよいですか?
音の種類や大きさだけで、安全かどうかを判断することはできません。
特に、次のような症状がある場合は、無理に運転を続けないでください。
- ブレーキの効き方がおかしい
- ハンドル操作に異常がある
- 強い振動がある
- 煙が出ている
- 焦げたようなにおいがする
- 重大な警告灯が表示されている
こうした症状がなくても、異音の原因によっては走行を続けることが危険な場合があります。
普段と違う音が突然発生した場合や、安全に走行できるか分からない場合は、無理に運転を続けないことが大切です。
安全な場所に停車したうえで、まずロードサービスに相談し、その後、整備工場に症状や車の場所を伝えてください。
煙や事故などの緊急時は、安全な場所への避難と、状況に応じた緊急通報を優先してください。
ブレーキから音がする場合は、関連記事「ブレーキから音がするのはなぜ?気になる音がしたときに確認したいこと」も参考になります。
警告灯については、こちらの記事でもご紹介しています。
7. 佐渡市で異音を相談するときに考えておきたいこと
佐渡市では、通勤や買い物、通院など、日常生活で車が必要な方もいらっしゃいます。
そのため、異音が気になっていても、車を使わなければならないと感じることがあるかもしれません。
しかし、音が消えたからといって、安全に走行できるとは限りません。
また、点検してもすぐに原因が分からない場合や、部品の取り寄せが必要になる場合もあります。
整備工場に相談するときは、車の状態とあわせて、いつ車が必要なのかも伝えておきましょう。
ただし、生活の予定に合わせるために、安全に必要な点検や修理を省くことはできません。
点検に費用がかかる場合もあります
異音の原因を調べる点検には、費用がかかる場合があります。
原因が見つからなかった場合でも、確認のために行った作業に費用がかかることがあります。
点検を依頼する前に、確認する範囲と費用の目安を聞いておきましょう。
点検の結果、修理や追加の確認が必要になった場合は、その内容と費用について説明を受け、依頼するかどうかを別に決めることが大切です。
点検を依頼したことだけで、追加の修理まで了承したことにはなりません。
追加費用や見積もりについては、関連記事「車の修理中に追加費用がかかるのはなぜ?見積もりと追加整備について知っておきたいこと」も参考になります。
8. まとめ|音が消えても、気になったことを伝えましょう
車の異音は、いつも同じように出るとは限りません。
音が出たり消えたりすることもあります。
ただし、音が消えたからといって、故障が直ったとは限りません。
また、点検時に音が出なかった場合でも、それだけで異常がないと判断できるわけではありません。
整備工場に相談するときは、
「いつ音がしたのか」
「どんなときに音がしたのか」
「どのような音だったのか」
を、分かる範囲で伝えてみましょう。
専門的な言葉を使う必要はありません。
原因がすぐに分からない場合もありますが、確認できたことと、まだ分からないことを整理することが大切です。
安全に走行できるか分からない場合は、無理に運転しないでください。
音が消えた場合でも、気になったことをそのまま伝えることが、車の状態を確認する第一歩になります。

